直近の事業報告書と決算報告書をPDFファイルにて公開し、その概要を紹介しています。

2024年度事業報告書(3MB)

2024年度事業報告書の附属明細書(5MB)

2024年度決算書(321KB)


以下には、2024年度事業報告書から概要を紹介しています。


2024年度事業概要

2024年度事業報告書「はじめに」より

一般財団法人とよなか男女共同参画推進財団は、「男女の自立並びに社会のあらゆる分野への対等な参画を促進する事業を行い、市民の主体的な活動を支援することによって、男女が人権を尊重しつつ責任をわかちあい、性別にかかわらずその個性と能力を十分に発揮できる男女共同参画社会の実現に寄与する(定款第3条)」ことを目的に設立されました。2021年度から4期目となる指定管理者として拠点施設「とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ」の管理運営を行っています。

市域の男女共同参画推進を中心的に担う財団として、第3次豊中市男女共同参画計画に示された4つの基本目標及び市の各施策を背景に、財団事業計画に示された基本方針に留意して事業を遂行しました。

情報事業では、ニーズの高い「保育つきライブラリー」を月2回実施に増やしました。また、男女共同参画週間連携展示への参加市立図書館が5館に増え、市域における啓発事業の協働推進が図れました。リサイクル本募集及び同お持ち帰りフェアにおいては、市民の関心も高く多くの協力及び参加があり盛況でした。

相談事業では、相談メニューや相談名称の刷新を図り、市民により分かりやすい相談窓口としての認知度が向上するよう周知に努めました。新たに開設した「ティーンズ相談」では、多様性に応じた10代対象の相談窓口として周知しました。また、「グループ相談会」は、相談現場から見えてきたニーズの高いテーマで複数回実施し、多くの個別相談につながりました。

市民活動支援事業では、居場所づくり事業「50・60代 わたしの居場所 ゆるっとつながるCoCoカフェ」をスタートさせ、孤独感を抱え他者とのつながりを求める参加者から好評を得ました。また、協賛事業等では、すてっぷ登録団体をはじめとする市民団体から、平和・性暴力・教育・表現など多様なテーマの事業申請がありました。

講座関連事業では、ヤングケアラーをテーマに公募市民委員の企画事業「すてっぷ市民協働フォーラム」、すてっぷフェスタなどを実施しました。男女共同参画週間事業やリコチャレ事業など若い世代に向けた講座も複数行い、いずれも多くの参加がありました。また、民間団体等との共催事業を5本実施し、連携協働の取組みが前進しました。アウトリーチにおいては、好評の小中学生対象「とよなかすてっぷジェンダー平等教育推進助成事業」、中学生対象「デートDV防止出前講座」を中心に、若年層及び学校現場に対して積極的にアプローチを行いました。

調査研究事業「すてっぷ事業に関する調査研究」では、情報ライブラリー利用統計について第2回中間報告書としてまとめました。

施設提供事業では、特に男女共同参画目的利用においてコロナ前と同水準に戻ってきました。また、施設の周知及び有効活用を目的とした「すてっぷde防災」「すてっぷde衣類のおゆずり会」などの取組みでは、多くの新規来場者があり施設の認知度向上にも貢献しました。

自主事業では、「男女共同参画ニュースレター」を創刊、専門財団として男女共同参画にかかわる最新情報の発信を行いました。「すてっぷdeスーツレンタル」は、受託事業から自主事業に組み替えたうえで対象を拡大して継続しました。また、近隣センター職員対象の研修事業では参加館も増え、ネットワーク形成も前進しました。

今後も、変化する社会情勢や市民ニーズを捉えながら、第3次豊中市男女共同参画計画に沿った事業戦略のもと、目的推進のために専門財団として求められている使命を果たしていく所存です。