一般財団法人とよなか男女共同参画推進財団は、2000年9月、豊中市の出資により、「男女の自立並びに社会のあらゆる分野への対等な参画を促進する事業を行い、市民の主体的な活動を支援することによって、男女が人権を尊重しつつ責任をわかちあい、性別にかかわりなくその個性と能力を十分に発揮できる男女共同参画社会の実現に寄与する」ことを目的に設立されました。これにより、「とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ」の開設当初から同センターの運営管理を受託し、2006年4月からは豊中市の指定管理者制度の導入に伴って、第1期から現在の第4期の指定管理者として指定管理事業を推進しております。また、財団独自の自主事業としても設立趣旨に沿ったさまざまな支援講座や受託事業等にも取り組んでいるところです。
近年、インターネットの普及に伴い、パソコンをはじめ、スマートフォンやタブレット端末などの情報端末は世代にかかわらず身近なものとなりました。オンラインやリモートによる情報交換、学習、交流、仕事などで活用されており、中には配信でなければ得られない貴重な内容のものもあります。これらは今後も拡大していくものと思われますが、一方で従来の対面の価値は変わらないのではないでしょうか。当財団の事業推進における役割には、人とひととのふれあいや少しでもこころ豊かになるような大切な機会の提供があるように思います。
当財団では、これからも関係機関や団体、企業などとの連携を図るとともに、オンラインやSNSなどを活用しつつ、ベーシックな内容のものから、ステップアップしたもの、さらには創造性を養えるようなものなど多様な事業の提供を通して、男女共同参画社会の実現に向けて寄与してまいりたいと考えております。
2023年5月26日
一般財団法人とよなか男女共同参画推進財団 理事長 松尾 英雄